経済産業省の2017年度の住宅関連補助事業が決まりました。
ZEH、ZEBで672億円の予算を計上
「省エネルギー投資促進に向けた支援事業」として、前年度に引き続きZEH、ZEB(ネットゼロ・エネルギー・ビル)の建設に補助を行います。
予算額は、前年度より47億円増の672億円。
ZEHの28年度の実績を見てみると、当初予算が60億円。事業採択件数が、約6300件。
補正予算分が、25億円が4回で100億円。想定申請件数として約9200件。
ただし、補正予算の一次公募採択実績は、約1000件と想定数の約1/2でした。二次公募分は未公表です。
本予算では、申請件数の方が多かったのですが、補正予算では、申請が公募に追いついていないことになります。
以上、ZEHに関して、H28年度は160億円の補助金が使われたことになります。
ZEHとZEBの構成比率は定かではありませんが、前年度160/625=0.256と同じ比率であれば、H29年度は672×0.256=172億円。
(前年度予算に補正予算が含まれているものとして計算しています。)
年度の当初予算としては、交付予定件数は十分にあると見込むことが出来そうです。
補助の内容・要件は、基本的に前年度と変わらないということなので、早めに計画を進めるのがよいでしょう。
エネファームに対する補助金も継続
家庭用燃料電池「エネファーム」についても、補助金として93億円が計上されているということなので、こちらも要検討ですね。
まとめ
ZEHの申請件数はかなり増えてきているようです。
ただ新築住宅全体に占める割合は、まだまだ国の目標値には程遠いという現状があります。
この流れに乗って、建築資材関係のコストが下がってくれれば良いのですが。