ZEHの太陽光発電はどれくらいの容量が必要ですか?

ZEHの太陽光発電 ZEH

ZEH(ゼロエネルギーハウス)には、太陽光発電が必須ですが、どれくらいの容量が必要なのでしょうか?

H28年ZEHの補助金申請ではどうだった?

5~6kW未満が最多で、4~6kWがボリュウムゾーンです。
太陽光発電容量
4kWの太陽光発電を載せるとすると、そのコストはいくらぐらいかかるのでしょうか?

ざっくりですが、40万円/kWの費用がかかるとすれば、40×5=160万円の費用がかかるということになります。

H28年度の補助金が 125万円 ですから、少々コストオーバーとなります。

H29年度は75万円となりますので、かなりオーバーします。(2017.03.18追記)

年間の発電量

あくまで目安として算出してみます。実際に採用する場合は、現地調査が必要です。

地域・設置状態によりますが、メーカーの情報を調べてみると、1KWあたりの年間発電量は、900~1、200KWhになります。

電気料金は、電力会社との契約メニューにより異なりますので、H29年度に予定されている売電価格、28円/kWhをかけてみると、年間25、200~33、600円となります。

5kWの太陽光発電であれば、126、000~168、000円の金額になります。

単純に考えれば、月1万円ちょっとの電気料金が浮くことになりますね。

ただここで注意してほしいのは、ZEHの場合、太陽光発電による電力は売電を前提としていません。

発電された電力は蓄電できませんので、昼間に使用される電気料金をまかなえるだけです。

まとめ

一般的な住宅の屋根の面積を考えると、4~5kWが現実的な容量ではないでしょうか。

これくらい確保できれば、断熱材やサッシ・ガラスの性能値を上げることでZEH基準はクリアできます。

コストについてですが、太陽光発電の設置と高断熱化にかかる費用が上乗せになります。

H29年度は補助金も減額になりますので、イニシャルコストのアップ分を発電で補おう考えるのは無理がありますね。

ZEHは、あくまで住宅の省エネ性能に着目しているだけです。

太陽光発電による一次エネルギーの削減量も。あくまで机上の計算に過ぎません。

ただ、断熱性能は良くなりますし、発電によりまかなえる部分は確かにありますので、光熱費が下がるのは間違いありません。

あくまで長い目でみたときに、ZEHにすることで光熱費を抑えた生活が送れるというふうに考えたほうがよさそうですね。

(補助金の額が変更になったこともあり、2017.03.18加筆修正しました。)

⇒関連記事:「ZEHはいいや!」という選択肢もあっていいんじゃないかという結論に至りました!

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