省エネ基準「H11基準」「H25基準」、躯体の性能値の比較表を作成しました!

省エネ基準について、「H11基準」と「H25基準」の基準値の違いを一覧表にまとめてみました

改正前後で計算法が違うので数値は違いますが、求められる躯体性能は変わリません。

その他低炭素住宅やHEAT20との性能を比較するときの目安ともなりますので作成しておきます。

熱損失係数Q値[H11]と熱貫流率UA値[H25]

単位はともに、W/㎡・K。Q値とUA値の違いは、こちらを参照して下さい。

H11のQ値とH25のUA値とでは、求められている躯体性能は同じと考えてOKです。

(ただし、計算方法が根本的に異なるので、建物の性能は異なります。)

UA値については、ZEH基準も参考として掲載しておきます。

 地域   Ⅰ
Q値 (H11)  1.6  1.9 2.4
地域  1 2 3 4
 UA値(H25)  0.46 0.46  0.56  0.75
UA値(ZEH)  0.4  0.4  0.5  0.6

 

 地域   Ⅳ
Q値 (H11) 2.7 3.7
地域 5 6 7 8
 UA値(H25)  0.87 0.87  0.87  –
UA値(ZEH)  0.6  0.6  0.6  –

 

夏期日射取得係数μ(ミュー)値[H11]と冷房期の平均日射熱取得率η(イータ)値[H25]

日射遮蔽の性能値。H25基準以降、1~4地域では基準値がありません。

「H25基準」と「ZEH基準」は、同じ数値になっています。

 地域   Ⅰ
μ値 (H11) 0.08 0.07
地域  1 2 3 4
η値(H25)
η値(ZEH)

 

 地域   Ⅳ
μ値 (H11) 0.08 0.07
地域  5 6 7 8
η値(H25) 3.0 2.8 2.7 3.2
η値(ZEH) 3.0 2.8 2.7 3.2

「昭和55基準」、「H4基準(新省エネ)」はこんなに低かった

一番最初の省エネ基準「昭和55基準」と、その改正「H14基準(新省エネ)」はどのようなものなのでしょうか。

(ちなみに「H11基準」は、次世代省エネ基準とよばれています。)

 地域  Ⅰ
Q値 (S55) 2.8 4.0 4.7 5.2 8.3
Q値(H4) 1.8 2.7 3.3 4.2 4.6 8.1
Q値(H11) 1.6 1.9 2.4 2.7 2.7 3.7

ちなみに、この基準は「性能表示」上にまだ残っていて、

「昭和55基準」→省エネ等級「2」

「H4基準」→省エネ等級「3」

なのですよ。

この基準に等級がついているということは、まだ採用されることもあるのでしょうかね?

まとめ

「H11基準」から「H25基準」への改正の要点は、別のところで書いていますのでそちらを参考にして下さい。

この省エネの基準については、大きな変更はないものの「H28基準」へ改正されており、近年はZEH、低炭素住宅、BELS、さらにはHEAT20と様々な基準がでてきて、情報の受け取り側である業者も大混乱です。

もはや、一般ユーザーにとっては理解しようとする気にもならないのではないでしょうか。

国には、2020年に改正省エネ基準(H25)を適合義務化させるという大きな目標がありますので、まだまだいろんな施策が出てきそうですね。