金沢市にある尾山神社は、門が魅力!

尾山神社 建築考

加賀百万石藩主、前田利家公と正室お松の方を祀った神社。明治6年(1874年)に新築されたといいますから、新しい神社です。

なぜ明治に新築なの?

利家公が亡くなったのは、1589年(慶長4年)。

二代目利長公は、利家公を祀ろうとおもいますが徳川幕府をはばかり、公然とは神社建立には踏み切れません。

そこで、卯辰山麓に守護神として物部八幡宮を遷座する名目で卯辰八幡宮をたて、利家公の神霊を合祀したそうです。

その後、廃藩置県が行われると、旧加賀藩士等が祭祀を継承し、利家公の功績を不朽に伝えんとこの地に社殿を新築したということです。

拝殿

異色の神門

神門

明治8年(1875年)の建築で、和漢洋の三様式を混用した異色の門として知られています。用途は、神社の正門ですが、最上階のステンドグラスが嵌められた部分は灯台の役目を果たしていたそうです。てっぺんの避雷針は、日本最古のものらしい。

昭和25年、国の重要文化財に指定されました。

30数年前、まだ高校生だった頃、ここを訪れたときに「変わった神社があるもんだなあ」と思ったことを思い出します。

まとめ

平成27年(2015年)に開通した北陸新幹線の効果で、北陸地方とくに金沢市は活況に沸きました。ちょっとしたバブル状態で、とくにホテルは予約が取れない上、料金が急騰したのを覚えています。

石川県はわたしの故郷なのですが、地元の名所を見直す良いきっかけにもなりました。

 

 

 

 

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