住宅は高性能になるほど、窓の性能が大事!その2

高性能住宅は窓が大事02

H25省エネ基準では、当分のあいだ「設計・施工指針(附則)」((社)日本サステナブル建築協会)の規定によることができるとあります。

②③日射取得・遮蔽について

設計施工指針による適否確認のためのフローが下図。

外皮計算フロー

窓の熱貫流率については、「その1」を見てもらうことにして、ここでは上図で着色した[ガラス、付属部材、および庇、軒等の基準]について解説します。

【窓の日射遮蔽仕様の基準】

ガラス、付属部材、およびひさし、軒その他日射の侵入を防止する部分が、住宅の種類、地域区分及び開口部比率の区分に応じ、次の表に掲げる事項に該当するものまたはこれと同等以上の性能を有するものであること。

1~4地域には規定がないので、「建具の種類・付属部材・・・・」について検討不要です。

【一戸建ての住宅の場合】

地域区分 開口部
比率の
区分
建具の種類若しくはその組み合わせ又は付属部材、ひさし、軒等の設置
5~7地域 (い) 8%未満
(ろ) 8%以上11%未満 イ ガラスの日射熱取得率が0.74以下のもの
ロ 付属部材またはひさし、軒等を設けるもの
(は) 11%以上13%未満 イ ガラスの日射熱取得率が0.49以下のもの
イ ガラスの日射熱取得率が0.74以下のものに、ひさし、軒等を設けるもの
ハ 付属部材(南±22.5度に設置するものについては、外付けブラインドに限る)を設けるもの
8地域 (い) 8%未満 付属部材またはひさし、軒等を設けるもの
(ろ) 8%以上11%未満 イ ガラスの日射熱取得率が0.68以下のものに、ひさし、軒等を設けるもの
ロ 付属部材を設けるもの
(は) 11%以上13%未満 ガラスの日射熱取得率が0.49以下であるものに、付属部材(南±22.5度に設置するものについては、外付けブラインドに限る)又はひさし、軒等を設けるもの

 

※「ガラスの日射熱取得率とは、窓に入射する日射熱量(直達日射と拡散日射の合計)に対して、室内に流入する熱量の割合を示したものです。

代表的なガラスの数値は以下

複層ガラス(A4以上A10未満)→0.79
Low-E複層ガラス(A10以上、日射遮蔽型)→0.40
遮熱複層ガラス(A10以上、熱戦反射3種)→0.16

まとめ

開口部の遮蔽仕様が、上の表を満たせばOKです。表から分かるとおり、開口部比率が大きくなるとガラスの仕様を上げなければならないケースもあり、コストにはね返ってくるということになります。

ここでみた「遮熱仕様」と、ぞの1でみた「窓の熱貫流率」が基準を満たせば、開口部の断熱性能に関してはOKということになります。

加えて、最初のフローで見たところの、躯体の断熱性能が基準を満たせば「外皮性能」はOK、次の一次エネルギー消費量の検討をすることになります。

⇒関連記事:住宅は構成のになるほど、窓の性能が大事!その1

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