住宅用火災時報器つけてますか?逃げ遅れを防ぐために必ず設置しましょう!

住宅用火災警報器 住宅

2016年暮れに起こった糸魚川の大火、2017年2月に栃木で起きた住宅火災。

住宅火災が死亡事故につながったケースもふえています。

火災が起こった場合の逃げ遅れを防ぐ目的で、2006年に住宅用火災警報器の設置が義務付けられたのですが、あなたの家には設置されていますか?

住宅用火災警報器の設置は法律によって義務付けられているって知ってました?

消防法の改正により、2006年6月1日以降、新築工事や改築工事をする際には住宅用火災警報器の設置が義務付けられました。

この日以降に確認申請が出された住宅には火災警報器が設置されているはずです。

確認していただいて、設置されていれば安心です。

ではその時点で、すでにあった住宅に対しては消防法の規制は受けないのでしょうか?

自治体の条例により違いはありますが、既存の住宅に関しても平成20年6月1日から平成23年6月1日の間に設置するよう、その時点では義務付けられました。

消防庁や自治体では、新聞チラシやTV、ホームページなどで周知活動を行っていたので、理解している人も相当数いると思います。

ただ、付けなくてはいけないのは分かっていても、実際はなかなか付けないですよね。費用もかかりますから。

でも火災で人が亡くなったという話を聞くと、間違いなく設置しておいてほうが良いですよね。

とくに高齢者の方だけで生活しているような場合は、家族としては配慮しておきたいところです。

住宅用火災警報器はどのようなもの?

この警報器、煙や熱を感知すると大きな音で知らせてくれます。実際鳴らしてみるととても大きな音です。

消防法によると、

「無響室で警報部の中心から前方1メートル離れた地点で測定した値が、70デシベル以上であり、かつその状態を1分間以上継続できること」

とあります。

ただ、暴睡状態だと気がつかないこともあるかも知れません。(あくまで僕の場合の推測です)

取付しなければならない場所は、寝室、台所、階段室の2階部分です。ただし、台所は推奨設置です(条例によります)。

警報器には、熱感知式と煙感知式があって、寝室と階段室は煙感知式、台所は熱感知式(場合により煙感知式)を付けます。

こんなものがあります。

煙感知式
けむり当番

熱感知式
ねつ当番

家電屋さんで、2、000~3、000円くらいで売っていて、ドライバー1本で取り付けできます。

天井か壁に取り付けするのですが、詳細は製品の梱包に書いてあります。

取り付けは、とても簡単です!

基本的に電池内臓タイプなので、電池切れとなる10年を目安に交換が必要です。

あくまで機械なので定期的に点検する必要があります。

テストボタンなり、テスト紐で行います。

これも、とても簡単です!

火災を各部屋に知らせてくれるものもあります

義務ではありませんが、1か所で感知すると、家中に知らせてくれるというすぐれものもあります。

連動型-住宅用

火災が起こっている場所では警報、それ以外の部屋では「ほかの部屋で火事です」と音声で知らせてくれます。

かかる費用はどうなのということで、家電屋さんで調べてみたところ、親機と子機一台づつのセットで、14、000円、子機1台追加ごとにプラス8、000円くらいで売っていました。

一般的な4人家族を想定すると、寝室に3、階段に1、台所に1で計5ヶ所で、38,000円くらいの費用となり、各個室タイプのものに比べれば少々割高感があります。

でも、これすごくいいと思いませんか?

たとえば、同居のおじいちゃんの部屋が火元であった場合に、個別タイプのものであればその部屋で音が響くだけですが、この連動式のものであれば、他の部屋でも「おじいちゃんの部屋で火の気がありますよ」と教えてくれるわけです。

火災は一旦発生すると、その速度はとても速いといわれています。

少しでも早く気付くことが必要ですから、こういう製品はその採用を十分に検討する値はありますね。

まとめ

法律の規制はともかく、あとから後悔することが無いようにしたいものです。

少々手間と費用はかかりますが、火災保険にオプションを追加したぐらいの気持ちで、住宅用火災警報器の設置を検討したらいかがでしょうか?

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