笑い飯というお笑いコンビ、知ってはる?
このコンビの一方の、哲夫というひとの書いた本です。めちゃくちゃおもろくて、わかりやすいねん!(いきなり関西弁でいってみました)
でもこの本を本屋さんで立ち読みするまで、知らなかったんです!笑い飯哲夫・・・
ブッダも笑う仏教のはなし(笑い飯哲夫)
釈迦の生誕から始まって、仏教の教え・歴史、仏像の見方、日本人の習慣と仏教について笑いをまじえながら、分かりやすく教えてくれています。
文章も平易な表現で読みやすく、テレビでも見ているような感覚でスーっと頭の中に入ってきます。
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実はこの本、僕がちょっと仏教に興味をもった頃、「そもそも仏教ってなんなんかな」的な気持ちで本を探しているとき、本の帯に写っている、座禅をしながらにこやかに笑っている男性にひかれて手に取ったのがこの本です。
この世は、すなわち「カレー」である
この見出しに続く言葉が、僕をレジに向かわせました。これこそ、仏教の教えの真髄なのではないかと。
曰く、
この世はカレーです。大きい鍋に入ったカレーです。・・・・この無数のおたまには小さな穴があいていて、すくってもカレーはやがてお鍋に戻るんです。鍋に戻ったカレーは、元々鍋にあったカレーとごちゃごちゃになり、また全体的なカレーになります。
すくっておたまにあるカレーは、この世の個々人をあらわしていて、でもそんな姿は一瞬で、鍋にかえってしまえばどれも一緒なんだよということのたとえとして表現しています。
仏教でいう「全は個であり、個は全であり」を鍋のカレーに例えているわけです。
仏像は「浣腸されている」と思ってみるべし!
仏像にはランクがあるのですよ、という段落の見出し。
如来、菩薩、明王、天について、各々が持っている煩悩のレベルを元に説明してくれています。
菩薩にも煩悩があるんですね!
詳しくは、本を読んでみてください!
まとめ
この哲夫というひと、とても仏教が好きでいつも楽屋で仏教の本を読んでいる姿をいじられ、それがいろいろなところで噂になって人前で話す機会が出来、さらには講演会に呼ばれるようになり、ついには本を出版するに至ったということです。
話すのが商売なだけに文章も分かりやすく、堅い話を分かりやすく、読者を飽きさせないように笑いを散りばめながら仏教について説明してくれています。
仏像についての話なんかは、ちょっとしたウンチク話として飲み屋での話題にできますよ。