先日テレビを見ていたら、日本人の寿命の推移について放映していました。わたしの母親が80歳にして認知症を患い介護施設に入所したこともあり、現在の高齢化社会のことについて考えさせられました。
1960年、女性70.19歳、男性65.32歳
2016年、女性87.05歳、男性80.79歳
この40数年のあいだに、平均寿命が15歳以上伸びています。
平均寿命とは?
平均寿命とは、その年に生まれた人が何歳まで生きられるかを示したもので、平均余命ともいうそうです。
今年発表された平均寿命の年数は、今年生まれた子供が平均してあと何年生きられるかを表わしたものになります。
わたしは196×年生まれなので、あと10年そこそこ生きられれば平均的なひとであるということなのでしょうね。
高齢化社会
厚生労働省ほかの資料を参考にしています。
数値の表わし方もいろいろ混ざっているので、比較はざっくりになりますが進めます。
自分の親は、1935年前後の生まれなのですが、資料をみると50歳に満たない数字になっています。信長が「人間50年齢のうちを...」といったのも頷けます。ただ、自分の子供のころを振り返ってみるに、70歳くらいのひともたくさんいたように思いますし、実際わたしの祖母は90歳過ぎまでボケることなく長生きをしました。
今両親は存命ですが、80歳を超えているので、もう30年も予想より生きていることになります。ともに認知症です。表現は悪いですが、長生きし過ぎなのでしょうか?
先般訪問した介護施設の話になりますが、たくさんの高齢者の方が滞在しており、近年マスコミで取り上げられている、高齢化社会・超高齢化社会の問題を目の当たりにした感じです。
まとめ
母親は何とか施設に入れましたが、父親はまだ順番待ちです。
生まれ育ったり、長く過ごした処で人生の最後を迎えるのは難しくなってきている反面、その後の余生を過ごす場所(人手も)が足りないという現象が、この社会問題の核なのでしょうか。
追伸:
介護施設等高齢者に係る施設をいろいろ調べてみましたが、様々な施設があって通所・訪問・入所等介護の方法も多岐に渡ります。
高齢者用賃貸住宅については過去に設計をしたことがあるのですが、これを機会に高齢者施設について考えて行きたいと思います。