住宅の確認申請を出すときに、付属建築物のアルミカーポートの構造計算を求められました。
アルミカーポートの確認申請については、行政による扱い方に差が有ります
基本は国交省から出ている告示なり指針・通達が拠り所になるのですが、文面があいまいなので、最終的な取り扱いは各々の行政の判断に依るということです。
ぼくの活動拠点、富山市と金沢市の違いを説明します。
富山市
確認申請はごくふつうに通ります。
メーカーの適合証明(国の指針、告示に適合)を添付すればOK。
金沢市
確認申請の扱いは特殊です。富山県や富山市とは全く別の扱い方をします。
構造計算が必要な物件として扱われます。構造計算書の提出を求められます。
(計算書はメーカーが用意してくれます)
この差はどこに出てくるかというと、確認申請手数料が違います。
カーポート(30㎡以下)を増築として申請する場合、富山市なら手数料は、5、000円です。
が、金沢市は同じ条件でも手数料は、22、000円となります。
これが、新築物件でカーポートも一緒に確認申請を出す場合、
住宅が100㎡、カーポートが30㎡で計130㎡とした場合、
富山市→14、000円
金沢市→46、000円
となります。
この差、大きいですよね。
実は、昨年金沢市で新築物件を設計段階からお手伝いさせていただいたときに、富山市の感覚で確認申請を出したところ、構造計算書の提出を求められ、行政庁とかんかんがくがくやりあった経緯もあります。
まとめ
まあ結局、行政の方針に従うしかないので高い手数料を払いましたけど...