基礎断熱工法は床下の湿度に配慮しないとカビの原因になります

基礎断熱は換気が大切

基礎断熱は、基礎の外周や内側に断熱材を張って断熱する工法です。

日経ホームビルダーという専門誌に気になる記事があったので、書いておきます。

カビに悩む築3年の基礎断熱の住宅

この住宅完成から半年で床下にカビが発生したとのこと。対策として床下に換気装置を設置して対応したもののカビが止まらず、専門家に依頼して対応策を考えたというもの。

対策として、大きく2点が挙げられています。

①床下の換気方法:床下に湿度の高い室内の空気を入れない

②基礎断熱の施工方法:断熱材を基礎内側から吹き付ける場合、基礎の気密パッキン部を塞がないこと

以上です。②については、個人的には少々腑に落ちない部分もありますが、とにかく床下の換気措置を確実に行うことで間違いないようです。

特に、コンクリートは打設後しばらくは、水分を放出し続けるのでこの対策は必須です。

床下に給気口を設ける

通常基礎断熱では基礎に換気口をつけませんが、基礎の立ち上がり部に給気口を設けることで、初期のコンクリートの乾燥を速める効果があり、充分乾燥したら給気口を塞げば良いと説明しています。

断熱・気密用の換気口をつけて、夏は開けて冬は閉じるというのも良いと思います。

基礎断熱のメリット・デメリット

基礎内部の防湿に関しては、上記の対応策をしておけばデメリットとはなりません。

[デメリット]

・基礎断熱の床面の表面温度は室温より約1~2℃低くなります。この状態では、200mmの床断熱のほうが体感温度は優れていることになります。

・断熱材が発泡ウレタン、硬質ウレタンフォーム系のものに限られ、グラスウールに比べてコストアップします。

[メリット]

・適切な換気措置を施された場合、床断熱工法に比べ施工が簡略化されるうえ、床下空間を乾燥状態に保てる。

・防腐・防蟻処理が不要(してはいけない)。

・床下空間を少々暖房することで、床表面温度が上がり、室内の快適性が増す→高いコスパ。

・床下地の気密工事が不要。

・床下空間を収納として有効利用しやすい。

まとめ

いずれにしても、高性能になればなるほど、しっかりとした施工が大切です。

信頼できる業者に依頼しましょう。第三者による監理が行われればベストです。