鈴木大拙館に行ってきた!

鈴木大拙 建築考

金沢市にある鈴木大拙館にいってきました!

大拙館入口

 

鈴木大拙

1870年(明治3年)-1966年(昭和41年)。

日本の禅文化を海外に広く知らしめた仏教学者。哲学者西田幾多郎は同郷で同期。金沢市本多町が生家なので、現在の大拙館の近くと思われる。

宗派は臨済宗。

谷口吉生

1937年(昭和12年)-

大拙館の設計者。

親の吉郎は金沢市出身。土門拳記念館(山形県)、猪熊玄一郎現代美術館(香川県)、東京国立博物館法隆寺宝物館(東京)が代表作。

2012年に完成した、片山津総湯はわたしの故郷でもあり、何回もお湯につかりにいきました。建物に至るまでの長い動線は、背景の湖から建物も浮かび上がらせ、その演出が憎らしい。

個人的な意見ですが、直線を強調し、プロポーションにこだわった建築が多く、現代版モダニズムと言って良いのではないかと思います。世の人気建築家とは異なり露出度は低いですが、正統派路線を行くいぶし銀のような建築家です(個人的な感想です)。

館内

建物平面

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入口を入って右側に光庭を見ながら、長い通路を経て展示室にはいります。

演出効果高いです!

エントランスから中へ
クスノキ

何かいわれのある木なのでしょうか

クスノキ
展示室、ここから先は撮影禁止

写真
中庭の水盤に出ます

中から外へ
エントランスからの通路を折り返します

右手の積み石の壁が、木を背景に映えています

水盤

思索の空間-外観

建物を池に映らせる演出、底面の黒い石が効いています

思索空間外観

内部

思索空間内部

出口付近から水盤を見返ります、明と暗のコントラスト

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建物の裏の散策道へ出ました

コンクリート塀のディテール

天端から流れ落ちる雨が外壁を汚さないよう配慮、奥のほうで縦のスリットを伝い落ちます

コンクリートディテール
スリットから中の池を垣間見ます

丸い水紋、禅の○?

水盤

裏山への散策道

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裏山から見下ろす石庭

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まとめ

金沢市にまた名所ができました。21世紀美術館からも近いので、ぜひ訪れて下さい!

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