読書感想文です。
結果を出すために、ひとは努力します。
結果として努力が実を結ばないこともありますが、努力しているときはとにかく「結果を出す」ためにいろいろと試行錯誤を繰り返します。
将棋棋士羽生善治の著書「結果を出し続けるために」を読みました。
努力を結果に結びつけるには~ツキ、プレッシャー、ミスを味方にする法則
ツキとか運というのは目には見えませんが、勝負事に関わるひとならその存在を少なからず信じているのではないでしょうか。
ツキとか運を大事にして、それを失わないように意識しています。
氏もその存在は認めつつも、とらわれすぎてはいけない、それよりも自分の実力・能力を上げていくほうが大切だとときます。
そして、ツキ・プレッシャー・ミスを味方にする方法を説きます。
[ツキを味方にするために]・直感を大切にすることでツキを味方にする。つまり、流れの中にあって全体を把握し、あとはピントを合わせるように急所にフォーカスを絞り込むこと。
・読みにおいて、自分が選らばなかった選択肢を検証する。
・大局観を持ち、心静かに俯瞰的に状況を判断する。
[プレッシャーを味方にするために]プレッシャーを感じているということは、8割がたゴールに近づいていると思ってよい。楽しむ気持ちで挑めば良く、結果が目に見えなくても、力は蓄積されていると考えればプレッシャーは遠ざけるものではないことが分かる。
[ミスを味方にするために]ミスへの対応が大切。ミスは必ずするものと考え、反省は大切だが後悔はしなくてよい。そして自分が犯すミスの傾向を充分検証して繰り返さないようにする。
ただし、ミスを過度に恐れていてはいけないわけで、そこにあるリスクには適正に対処する必要がある。
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ひとは、普通に続けられることしか続かない
才能とは続けることだと説きます。が、無理をしていては続きません。自分にとって自然なやり方でやっていくことが大切です。
夢を叶えるためには、とにかく続けること。気持ちを維持する、モチベーションを維持するのはたしかに難しいのですが、何かを発見するように意識すればそういったものを維持しやすくなるのではないか。
日々の中でとりあえず自分のやれることをやって、あとはタイミングを待つ。
一生懸命やっていれば、チャンス・流れは必ず巡ってくる。
まとめ
「もうだめだ」と思ったときは、結構いいところまで来ていることが多い。
そこからのもうひと頑張りができるかどうかなんですね。