この本かなりのベストセラーだったらしいのですが、よんだのはつい最近なんです。
初版が2007年8月ですからかなり前に出版されていますが、最近でもごく普通に新刊本と同じところにVol3までと一緒に置かれています。
僕としては本屋さんでよく見かけていたし、手に取った覚えもあるのですが、ゾウを話題にした小説くらいの感覚しかなくて、全く興味がわかなかった本です。
あるとき、たまたま立ち寄ったブックオフでVol.2~3はたくさん並んでいるのですが、Vol.1が無いんですよ。
これが僕の興味をそそり、もしかしてVol.1は希少価値が出ていて品薄になっているのかもしれない、そう思い始めると、これはぜひ手に入れて読んでみなければという気持ちになりました。
しかし、ブックオフでこれほど出回っている本を、仮に品薄になっているからといって新品を買う気にもなりません。
しばらく、日にちをおいて再度ブックオフにいくとありました。しかも、100円コーナーです。
開いてみると、あちこちに緑のマーカーがつけてあります。
まあ、一回読んでみよう位の思いなのでマーカーは気にしなければいいだけなので、108円を支払って購入。
家に帰って読み出すと、これが面白いんです。文章も平易で読みやすく、登場するゾウ君の関西弁がさらに文章を滑らかにしてくれています。
夢をかなえるゾウ
まあはなしの内容は、ゾウの姿をした神さまが、高き理想を持つものの行動が伴わない若者に、あれやこれやと課題を出して成長させていくというストーリーです。
このゾウ、関西弁をしゃべります。
「自分、靴磨いてみい」みたいな、自分=あなたという、関西人には叱られるかもしれませんが、独特の言い回しが随所にでてきます。
課題は続きます。この若者が夢をかなえるための課題です。
会った人を笑わせる、トイレ掃除をする、自分をほめる、運がいいと口にする、・・・・・、感謝する・・・etc.
巷に出回る成功本をまとめたような内容ですが、ゾウ君と若者のやりとり、これはまさに自分との会話、自問自答なのではないでしょうか。いつも僕が心の中でやっている...
ゾウ君のことばが、耳に残ります。ずーっと頭の隅にのこって、語りかけてきます。
たぶん、著者はそこを狙っていたのではないかと思います。個人的な感想です。
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まとめ
とにかく読みやすいし、頭の中にすーっとはいってきて、良くも悪くもそれぞれの場面が頭から離れません。
分かりやすいことばなので、心の中に残しておきやすいです。
Vol.2と3は、ちょっと立ち読みしましたが、読むのはもう少し先にします。時間があるときにビールでものみながら。