年齢を重ねるにつれ呼吸が浅くなるので、深く呼吸をすることを心がけるようにといわれたことは有りませんか。
僕だけかも知れませんが、ふと息苦しいときがあって気がつくと「あっ、呼吸浅いわ」ということで腹式呼吸をして、たくさん吐いてたくさん吸うことを意識的にやったりします。
その行動の基になったのがこの本です。
呼吸の本(谷川俊太郎&加藤俊郎)
深呼吸と呼吸法は違います。
深呼吸は吸うが先、呼吸法は吐いてから吸うことだそうです。
でも、どちらも気持ちを落ち着かせるのには良いですよ、ということで「呼吸の本」です。
加藤メサッドという呼吸法について、詩人の谷川俊太郎氏が加藤氏にいろいろ質問する形で進行していきます。
呼吸法については、加藤氏はそれほど形にこだわっている様子もなく、「自分にあった呼吸法」を薦めています。
ただ、この本はあくまで加藤メサッドについて書かれています。
呼吸法全体に言えることなのかも知れませんが、解説はちょいスピリチュアルです。そこが、僕のお気に入りでもありますが。
呼吸をすると宇宙を感じるんです。宇宙は透明なんです。闇なんです。闇と一体となると心地いいんです。
宇宙のエネルギーをとりいれることが大切だとときます。
この本には、CDが付いていて、道場で加藤氏が指導する場面が収録されています。
吸うときは、あたまから宇宙のエネルギーが入ってくるイメージ、吐くときは足の裏から地球の芯に向けて濁ったエネルギーが出て行くイメージで。
次はその逆、足から地球のエネルギーを吸って、あたまのてっぺんから濁ったエネルギーを宇宙に返すイメージ。
それを腹式呼吸で繰り返します。
これかなりグッドです。立ってやるのが正しいのですが、僕は座ってやります。
足の裏の替わりはお尻です。これ我流です。
ただ本の中で、加藤氏は肛門の大切さも説いています。
その他丹田を使って、すばやくする呼吸の訓練もあります。
これもグッド。なかなか続かないのですが、やっていると腹筋が強くなる感じがしてすこしづつ出来るようになります。繰り返しやると出来るようになります。
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あと、これもスピリチュアルに感じるかも知れませんが、「魂」についての話です。
「人間は魂を磨くために生まれた」という部分があって、これ他でもよく聞く話なんですよ。(僕だけかも知れませんが...)
業とかカルマとかってよく仏教のはなしでも出てきますが、氏は違う視点で語ってくれます。
まとめ
この本は、結構繰り返し読む本のひとつです。
眠れないときなど、布団のなかで腹式呼吸をやります。結構効果があります。集中しすぎて逆効果のこともありますが...
呼吸、大事ですね。