エコハウスの原点は、環境先進国ドイツにあり!「パッシブハウス」という選択肢!

エコハウスはドイツ

パッシブハウスという言葉を聞いたことがありますか?

環境先進国ドイツで生まれた、超高性能住宅です。

パッシブハウスとは?

ドイツパッシブハウス研究所が規定する省エネルギー住宅のことで、性能基準を満たした上で認定書が発行されたもののことをいいます。

設計、施工の両段階で基準を満たしている必要があり、その性能基準は、

・一次エネルギー消費量(家電も含む)が、120kwh/㎡以下(年間)

・冷暖房負荷が各15kwh/㎡以下(年間)

・気密性能として50Paの加圧時の漏気回数が、0.6回以下(隙間相当面積C値=0.2cm2/㎡以下相当)

だそうです。(以上、ウィキベディアより)

仮に120㎡(約40坪)の住宅を想定すると、その一次エネルギー消費量は、

120×120=14,400kwh=14,400×3600=51,840J=51.84GJ(ギガジュール/年)

(1J=(1/3.6)×10↑(-6)kwh すなわち、1kwh=3600MJで計算)

になります。

日本の場合、地域区分にもよりますが、100~130㎡くらいの住宅で、年間一次エネルギー消費量80~110GJが省エネ基準値ですから、上の数値のすごさが分かります。

⇒HP:『一次エネルギー消費量算定プログラム(日本サステナブル協会)

環境先進国ドイツ

ドイツでは、人間の健康によい環境建築を「バウビオロギー」、自然に優しい環境建築を「バウエコロジー」として分類し、双方のかかわりを建築の課題と規定することで、建築学のひとつとして確立されているそうです。

健康的な暮らしを実現するためには周辺の環境への配慮が大切だという考え方が根底にあり、結果ドイツは環境を優先した国であると捉えられていることになっているのでしょう。

さらに、「エコテスト」という方式では、建材・設備機器から日用雑貨にいたるまでの製品のエコロジー性能を評価しています。その結果は、エンドユーザーが環境に対する影響、健康面における安全性、性能などを判断するために必要な製品データーとして雑誌化され、駅の売店などでも販売されているそうです。(以上、「エコハウスの設計」オーム社)

パッシブハウスのQ値は0.6W/㎡K!

地域により暖冷房用の消費エネルギーが違いますが、日本では4地域でQ値=0.6W/㎡K前後がパッシブハウス性能になるようです。

日本の省エネ基準によると、H11年基準のⅠ地域(北海道)で求められるQ値は、1.6W/㎡Kですので、やはりかなり高性能な数値となります。

(H25基準やZEHのUA値との比較は、『省エネ基準「H11基準」「H25基準」、躯体の性能値の比較表を作成しました!』を参照して下さい。)

Q1.0(キューワン)住宅という選択

これにちかいもので、日本では新木造住宅技術研究協議会が作成した「Q1.0住宅」という仕様があります。

その名のとおり、Q値=1.0を切る性能の住宅です。

まとめ

ドイツは2022年中に原子力発電所を全廃することが決まっていて、原発廃止により電気料金が高騰することが予想されても、国民の反対意見は少なく、再生可能エネルギーへの転換が国民的合意となっているそうです。

⇒HP:『脱原子力を選択したドイツの現状と課題』熊谷徹氏より

「ドイツは環境先進国として日本の10年先をいっている」といわれる所以がわかります。

「環境を優先することが、人間の健康に役立つ」という姿勢で省エネルギーに取り組むことが必要なんですね。