中古住宅も選択肢になっていいんじゃなあい!?

中古住宅 住宅

中古住宅の活用を、国が真剣に考え出したようです。

2016年12月、国交省が「既存住宅の情報提供制度検討会」を設置し、既存住宅流通の市場拡大に向けて動き出しました。

2013年にインスペクション制度を導入し、中古住宅流通のガイドラインを作成したものの、中古住宅の活用はなかなか進んできませんでした。

地方都市でも、中心部では新築のマンションがどんどん建設されているのに対し、すこし離れたところでは、かなり利便性の良い立地でありながらも、空き家が増え続け様々な問題が起きているようです。

なぜ中古住宅の活用が進まないのでしょうか?

中古住宅に対する3つのイメージ、「不安」「汚い」「わからない」

日本人が持つ中古住宅へのイメージです。

中古住宅の流通が進まない理由になっているそうです。

それぞれの中身を見てみましょう。

[不安]

床下・構造・屋根の中等、見えない部分がたくさんある。リフォーム費用がかさむのではないか。

[汚い]

たぶん日本人特有の潔癖性による部分が多いのではないかと思います。新しいもの好きということと、前の住人の素性を気にする面って強いですよね。それが、「汚い」につなっがっているのでしょう。

[わからない]

選ぶ基準が分からないということです。が、わたし個人の感覚ですが不動産業者への不信感というのが、一般消費者のなかにかなり根強く残っているのではないかという気がしています。

検討会の中では、有識者等の専門家や不動産業者から様々な意見が出されたということです。

耐震性能、シロアリの被害状況、屋根・躯体の劣化の程度、設備機器のメンテナンス状況等を数値化出来ないかなどの論点もあったようです。

この検討会は、2017年2月までに3回開催され、最終的な制度案をとりまとめるということです。

中古住宅を魅力あるものにするための3つの方法!

これとは別に、わたし個人の考えをまとめてみました。

物件の探索から、調査・交渉・契約、すべての段階で専門家である建築士が同行します。

①的確な調査

建築士による的確な調査を行います。購入前から建築士が同行しアドバイスします。そして、その中古住宅が現在の標準的な新築住宅に比べてどういう違いがあるのかを調査・報告します。

②リーフォーム案を作成

購入者のライフスタイルをヒアリングし、どのようなリノベーションが可能かを提案します。予算とコスト調整も建築士が行います。様々な補助金活用も提案します。

③融資、補助金を利用して資金計画を提案

プランがまとまったら、資金計画です。まちなかでの住宅購入は、行政の補助金が使えることがあります。建築士が、銀行・行政との調整役となって最終の取りまとめを行います。

まとめ

新築のときは、建築士やハウスメーカーが主導的な立場になってお客さんにアドバイスを行い、計画を実現させます。

中古住宅の購入・リノベーションに対しても建築士等のプロが主導して、購入者の納得のいくプランを提案します。そこには、「不安」「わからない」はありません。

新築同様の「きれい」な家が出来上がります。

ものづくりは、そこにかかわる人の姿勢が大切なんですね。その人たちが立ち回りしやすいように引き継ぐこと、それが行政の役割ではないですかねー。

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